アントワープと言えば、「フランダースの犬」の舞台なのです。
現地では悲しすぎる、とあまり知られておらず。
日本人ファンの方が多いようです。
かつて聖堂の「キリストの降架と「キリスト昇架」にはカーテンが
かけられており、お金を払う人にしか公開されませんでした。
イギリスの原作者は、この習慣を物語を通して訴えていたのです。
「ルーベンスは貧しい人に絵は見せたくないとは思わなかったはずなのに」
と主人公ネロが最期まで、ずっと見たかったルーベンスの画を見にいきました。
我々、幸せな時代であります。
ネーデルランド最大級の大聖堂です。にょき。鐘楼は世界遺産です。
教会って暗ーい印象があるのですが、ここは白く天井が高く
明るかった印象です。
ゴシック建築です。
説教台は、見事な艶で、すんばらしい彫刻でした。
わたくし、ここで、すでに大荷物でしたので
あまり写真もありません。
こんな風に数多くの巨大な作品が掲げられておりました。
分かりにくいですが、柱にもたれる人と比べてくださいね。
宗教画って本当に「・・描けへんわ〜」と思わすリアルさと
迫力がありますね。内容はわからずとも、教科書で見るのとは
感じるものが違うのです。
また教会で芸術品を見れる、という美術館で見る雰囲気と違う
日本ではない感じが結構好きです。教会ごと芸術。
ステンドガラスが修復中だか工事中だかで、それで明るかったのかな〜?
ちょっと残念。
って、帰ってきてから、「美術館顔負けの貯蔵品の数々」と読んで
あらら、見逃した作品もたくさん、また行かねばなりませんね。