日本のお寺のまわりに仏具屋さんが多いように
海外の教会のまわりには聖具屋さんがあります。
お祈りの為のろうそくであったり、お守りのメダイであったり
十字架など、いろんなものが売られています。
フランスで立ち寄った聖具屋さんは、キラキラときらびやかで
高価な品物のお店でした。
ベルギーで寄った聖具屋さんは、ひっそりと佇むお店で、
私がショーウインドーから商品を覗き込んでいると
どうぞ、と中へ案内してくれました。
もちろん宗教の事は分かりませんが、恰幅のいいマダムが
猫を抱きながら、こちらのコーナーのメダイはキリストが描かれている
もので、あちらはマリアが描かれているメダイ。
それから、それぞれメダイに書かれた絵には物語があるのだ、といった
事を話してくれるのです。（と思う）
毎度毎度、フランス語が分からない私に。
でも、私はそんなマダムの親切が嬉しかったので、うんうんっと
一生懸命聞きました。
そのうち、法王の写真が乗った本を持ってきて、
ここの教会のよ、とも話してくれていました（と思う）
全然分からないけれど、居心地のいい店。
なんだか、もう一度あのお店には行きたいな、と思うのでした。
そして、petit-ticketもそう思ってもらえるお店になれたら幸せだな。