海外で旅をするとやっかいなのが語学力です。
英語もできない私がヨーロッパに行って、何をしゃべれるというのだ。
それでも一生懸命、英語のホームページを何日も何日もかけて、読んだふりをして、フランスからベルギーまで『タリス』という列車の切符をネットで予約しました。早割みたいなもので、かなり安く買えるのです。
数日後、「やっとできたー!!」って喜びといったらもう最高!
いざ、プリントアウトしたら・・hashimono・・・入力ミスです。
私「はしもと」なのに「はしもの」さんになってしまいました。
列車の中では、プリントアウトした切符とパスポートを見せて国境を越えなければいけません。
ああ、苦悩は再び・・・・。ネットでいろんな情報を調べても不安は募ります。降ろされたらどうしよう・・。
列車会社に「入力を間違ったんだけど、大丈夫ですか?」っというメールを送るものの返事なし・・。
結局、私は「打ち間違えました」と書いたフランス語の紙を握りしめて列車に乗る事になったのです。
ヒヤヒヤと名前の違う切符とパスポートを渡すと、・・・スタンプを「ポーン」と押してくれ「Bon voyage!」と言ってくれて、そうよね、こんなもんよね・・と旅の思い出になった「はしもの」さんです。